パーキンソン病外来、どんなことをするの?
「どのような診察を受けるの?」「MRIなどの検査が必要なの?」と、初めての受診に不安を感じる方もいらっしゃると思います。
久留米市の山下脳神経外科医院では、症状や生活の様子を丁寧に伺い、診察と必要な検査を組み合わせて、一人ひとりに合った診療を行います。
1.問診:症状と生活の様子を伺います
まず、いつから、どのような症状があるのかを詳しく伺います。症状だけでなく、普段の生活で困っていることも大切な情報です。
- 手足のふるえや動きにくさは、いつごろからあるか
- 歩行や着替え、食事などで困っていることはないか
- お仕事やご家庭での生活に、どのような影響があるか
- 現在、どのようなお薬を使っているか
- 治療中の場合、お薬の効き方や副作用で気になることはないか
受診前に準備しておくと役立つもの
お薬手帳、これまでの検査結果、気になる症状や困りごとのメモがあればお持ちください。診察室で出にくい症状は、普段の様子を撮影した動画も参考になります。
手のふるえや歩きにくさについては、「手のふるえ・歩きにくさが気になったら|PD①」でもご紹介しています。
2.神経学的診察:動きや神経の状態を確認します
問診に続いて、手足の動きや筋肉のこわばり、歩き方などを診察します。
- 手足のふるえの出方
- 動きの速さや大きさ
- 筋肉のこわばり
- 立ち上がりや歩き方、姿勢、バランス
- 表情や声の変化
指を繰り返し動かす動作や、立ち上がり・歩行などを通して、からだの動きを確認します。
パーキンソン病の診断では、診察所見と症状の経過が大切です。一つの症状だけで判断せず、全体を見ながら検討します。
3.必要な検査:似た症状を起こす病気も調べます
診察の内容に応じて、頭部MRIや血液検査、DaTSCAN(ダットスキャン)などを検討します。
すべての方に、すべての検査を行うわけではありません。症状や診察所見に合わせて、必要な検査をご案内します。
頭部MRI
脳の状態を確認し、脳血管障害など、似た症状を起こす別の病気を調べるために用います。MRIだけでパーキンソン病の診断が決まるわけではなく、問診や診察の結果と合わせて判断します。
DaTSCAN(ダットスキャン)
脳のドパミン神経の働きに関わる状態を評価し、診断の参考にする検査です。検査結果だけで判断せず、症状や診察所見と合わせて評価します。
当院では、DaTSCANなどの核医学検査が必要な場合、連携医療機関へご案内します。
血液検査・心電図など
ほかの病気の可能性や全身の状態、治療に必要な情報を確認するため、状況に応じて行います。
4.診断・治療方針:生活やご希望に合わせて相談します
問診・診察・検査の結果を合わせて、現在の状態と今後の方針をご説明します。
一度の受診では診断がはっきりしない場合もあります。その際は、経過を確認しながら診療を続け、必要に応じて追加の検査を検討します。
治療については、次のような内容を一緒に考えていきます。
- お薬による治療と、その効き方や副作用の確認
- 運動やリハビリテーション
- 転倒予防など、生活上の工夫
- ご家族の不安や、日常生活を支えるための相談
- 必要に応じた専門医療機関との連携
症状や治療の段階によっては、専門施設と連携して、デバイス治療などの適応を検討することもあります。
大切なのは、ご本人の症状や生活、ご希望に合った治療を考えることです。
大切にしたい生活や、ご家族が心配されていることもお聞かせください。
久留米市でパーキンソン病の受診をお考えの方へ
「この程度で相談してよいのだろうか」と迷うような変化でも、まずはご相談ください。
山下脳神経外科医院では、診断前のご相談から、治療中のお薬の見直し、生活上のお困りごとまで、ご本人・ご家族と一緒に考えていきます。
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