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MDS 2026 Seoulに参加・研究成果の発表を行ってきました

先日、韓国・ソウルで開催された国際パーキンソン病・運動障害学会(International Congress of Parkinson’s Disease and Movement Disorders:MDS 2026 Seoul)に参加してきました。

MDSは、パーキンソン病をはじめとする運動障害について、世界各国の医師・研究者が集まり、最新の研究成果や治療について議論する国際学会です。

今回も多くの研究発表があり、パーキンソン病の新しい薬物治療やデバイス治療だけでなく、血液バイオマーカー、MRIなどの画像評価、認知機能に関する研究についても数多くの発表が行われていました。

MDS 2026 Seoulの会場にて

MDS 2026 Seoulの会場にて

私自身も順天堂大学で、パーキンソン病患者さんを対象に、血液バイオマーカーやMRI画像、認知機能との関連について研究をおこなっています。

今回のMDSでは、これまで進めてきた研究について発表してきました。

パーキンソン病は、手足の震えや動作の遅さといった運動症状だけではなく、睡眠障害、便秘、気分の変化、認知機能の変化など、さまざまな症状を伴うことがあります。

そのため、病気の状態をより客観的に評価するためのバイオマーカーや画像検査、認知機能評価についての研究は、今後の診断や治療を考えていくうえでも重要なテーマの一つです。

今回の学会では、世界各国で同じようなテーマに取り組んでいる研究者の発表を聞き、意見交換をすることで、自分たちの研究を改めて見つめ直すよい機会にもなりました。

一緒に研究してきた先生方との再会

また今回の学会では、順天堂大学で一緒に共同研究を行ってきたティラン先生とも久しぶりにお会いすることができました。

順天堂大学で共同研究を行ってきたティラン先生と

研究を一緒に進めてきた先生と、こうした国際学会の場で再会できることはとても嬉しいものです。

さらに、順天堂大学の大学院で同じ時期に研究を続けてきた先生方とも再会し、それぞれが現在取り組んでいる研究や臨床について意見交換をすることができました。

学会では新しい研究成果を知ることももちろん大切ですが、実際に各地でパーキンソン病診療や研究に携わっている先生方と直接話し、日々の診療で感じていることや研究について意見を交わせることも、大きな学びの一つです。

今回も非常に充実した時間となりました。

研究で得た知識を、実際の診療へ

私が研究や学会参加を行う理由の一つは、そこで得た知識を実際の患者さんの診療に還元するためです。

パーキンソン病は、一人ひとり症状の出方や進行の仕方が異なります。

同じ「パーキンソン病」という診断であっても、震えが強い方、歩行障害が目立つ方、薬の効く時間が短くなってきた方、睡眠や自律神経症状に困っている方など、その悩みはさまざまです。

また、病気の経過とともに治療内容を見直す必要が出てくることもあります。

当院では、これまで順天堂大学で培ってきたパーキンソン病の診療・研究経験を生かしながら、診断、薬物治療、症状評価、治療調整まで、一人ひとりの状態に合わせた診療を行っていきます。


▶ 当院のパーキンソン病診療について詳しくはこちら

薬物治療から、専門的な治療相談まで

パーキンソン病の治療では、主に薬物療法を中心に、患者さんの症状や生活スタイルに合わせて薬の種類や服用時間を調整していきます。

一方で、病気が進行してくると、薬を飲んでも効いている時間が短くなったり、症状の日内変動が大きくなったりすることがあります。

そのような場合には、薬の調整だけでなく、より専門的な治療について検討することもあります。


▶ パーキンソン病の治療について詳しくはこちら

さらに、内服治療だけでは症状のコントロールが難しくなった場合には、DBS(脳深部刺激療法)などのデバイス治療が選択肢となることもあります。

当院では、こうしたデバイス治療についての相談にも対応し、必要に応じて専門医療機関と連携しながら治療方針を検討していきます。


▶ DBSなどのデバイス治療について詳しくはこちら

今回の経験を、久留米・筑後地域の診療へ

今回のMDS 2026 Seoulでは、多くの刺激を受けることができました。

研究は、論文や学会発表で終わるものではありません。

そこで得た知識や経験を、目の前の患者さんの診療にどう生かしていくかが最も大切だと考えています。

これからも新しい知見を学び続けながら、久留米・筑後地域で、パーキンソン病の患者さんとご家族が安心して長く治療を続けられる診療を目指していきます。

パーキンソン病について気になる症状がある方、現在の治療について相談したい方、DBSなどの専門的な治療について話を聞いてみたい方も、お気軽にご相談ください。

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